クナイプの歴史

クナイプ130年の歴史

Kneipp®ブランドは、130年以上前の1891年2月25日、ドイツのセバスチャン・クナイプ神父が自然の生命力に着目し誕生した歴史あるハーバルブランドです。
クナイプ神父は、自らの闘病経験をきっかけに自然の力をベースとするクナイプ療法を確立した、自然療法の先駆者的存在でした。そのノウハウや哲学は現在まで受け継がれ、130年以上にわたり世界で愛され続けるクナイプの源になっています。
2021年にはブランド生誕130年周年およびセバスチャン・クナイプの生誕から200年、2025年には日本上陸40周年という特別な節目を迎えています。
1890
クナイプの原点となる自然療法の確立
セバスチャン・クナイプは、自然療法を用いて人々の健康に貢献したいという同じ信念を抱く薬剤師レオナルド・オーバーホイザーと出会い、「自然はすべて与えてくれる」という互いの哲学が重なり、ハーブや天然の原料を用いた、現在のクナイプ製品にも受け継がれている革新的な処方を生み出しました。
1891
クナイプブランドの誕生
1891年、セバスチャン・クナイプが自身の名前とイメージを使用した製品を製造および販売する権利をオーバーホイザーに託したことにより、クナイプのブランドが誕生しました。
その後、ハーブティー、植物エキス、ハーブパウダー、オイルなどもドイツ全土で販売されるようになりました。
1890
創業期のクナイプ
1897年6月17日、創設者セバスチャン・クナイプが逝去。
クナイプの基礎を共に築いてきたオーバーホイザーは、人が本来持っている自然の力に着目したクナイプ哲学を受け継いで、ハーブの研究と製品開発を進め、クナイプ製品をドイツ国外にまで広く知られる存在へと成長させます。
ハーブ石鹸などのボディケア製品や、イラクサ(ネトル)ヘアトニックなどのヘアケアアイテムも発売されました。
ドイツで自然療法の父とも言われるクナイプ神父が、パッケージに大きくあしらわれているのも当時の製品の特徴です(ページ上部画像参照)。

健康を維持するためには、スキンケアが必要です。

セバスチャン・クナイプ
Sebastian Kneipp
1950-1970年代
近代のクナイプ
クナイプ初の入浴料
クナイプ発祥の地、バート・ヴェリスホーフェンにはクナイプの自然療法について地元の人々が相談できる施設ができました。
この頃になると、パッケージもよりモダンになり、現在にも受け継がれているハーブのイラストも登場します。
また、クナイプ初の入浴料もこの頃に誕生しました。
クナイプの広告
クナイプが人々の暮らしに一層溶け込んできたことは当時の広告からも見て取れます。
家族や友人との幸せな時間とともにあるクナイプ、日々の生活のお悩みを解消してくれるクナイプとして、ドイツの人々の暮らしに身近な存在となっていきました。
1980年代
クナイプ療法を受けられる施設の設立
1980年代にはクナイプ・ヘルスセンターが設立され、専門スタッフによるマッサージやクナイプ療法を受けられるように。
1985
日本上陸
バスソルト
海を越え、クナイプがついに日本に上陸!
上陸当初から発売されている「オレンジ・リンデンバウム〈菩提樹〉」や「ラベンダー」などのバスソルトは、40年以上経った現在でも多くの方に愛されています。
2008
株式会社クナイプジャパン設立
2009
日本でグーテナハト バスソルト販売開始
グーテナハト バスソルト ホップ&バレリアンの香り
人気製品のグーテナハト バスソルト ホップ&バレリアンの香りが日本で発売。
2010
ドイツ初のクナイプ直営店オープン
ドイツ初のクナイプ直営店
2010年9月、初のクナイプ直営店がドイツ国内のショッピングモールにオープン。その後、ヨーロッパ各国に広がっていきます。
2012
グリーンブランド受賞
グリーンブランド受賞
環境に配慮した取り組みを評価する国際的認証「グリーンブランド」を、評価開始の2012年に初受賞。それ以来、2年ごとの評価で2025年には連続7度目の受賞を達成しました。

2000年代初めからすでにサステナビリティの強化に取り組んでいたクナイプは、2010年に部門横断型の「サステナビリティワーキンググループ」を初めて設立しました。
2013
日本でハンドクリーム販売開始
ハンドクリーム
日本で初のボディケア製品となるハンドクリームが発売。
2014
日本でビオオイル販売開始
ビオオイル
日本で新たなボディケア製品、ビオ オイルが発売。
2017
日本でバスミルク販売開始
2019
日本でシュガースクラブ販売開始
2021
日本でスパークリングタブレット販売開始/ブランド生誕130周年
スパークリングタブレット
初の日本とドイツの共同開発製品であるスパークリングタブレットが発売。
クナイプブランド
クナイプブランドが130周年を迎えると同時に、セバスチャン・クナイプの生誕から200年という特別な年。
130年前にヴュルツブルクの薬局から始まったこの会社は、今や世界規模で展開する中堅企業へと成長しました。ドイツだけでも500人以上、世界では700人のスタッフがクナイプで働いています。
2022
エコバディス受賞
クナイプ本社が、サステナビリティ活動に関する国際的な評価機関エコバディスの最高ランク「プラチナ」に初認定。以来、2025年には3度目の受賞を達成しました。
2023
日本で泡ボディウォッシュ販売開始
ボディウォッシュ
日本とドイツの共同開発製品の2つ目となる泡ボディウォッシュが発売。ドイツで主要なカテゴリーであるボディウォッシュの市場に参入しました。

ドイツ本社ではこの年、国連グローバル・コンパクトに参加し、SDGsに沿った責任ある企業活動を約束しました。
2024
バスソルトのパッケージがリニューアル
リニューアルされたバスソルトのパッケージ
クナイプが日本に上陸した当初より長年愛され続けてきたバスソルトが、より環境にやさしいパッケージに生まれ変わりました。
2025
クナイプ日本上陸40周年
クナイプ日本上陸40周年
クナイプが日本に上陸してから40年目を迎えました。
2024年には、ドイツ本社がブランドの歴史的価値、品質、革新性、社会的影響力、持続可能性において優れたブランドに贈られる名誉ある賞“Brand of the Century”を受賞しています。

こちらもご覧ください。

セバスチャン・クナイプの洞察から学べること

大地から若い植物が芽を出す。

クナイプ哲学:植物(ハーブ)療法

水に浸された両手。

クナイプのホリスティックな考え方