クナイプのサステナビリティ: 一歩ずつ前進

サステイナビリティ・コスメティックス
サステイナビリティ・コスメティックス

サステナビリティへの取り組み

「自然は、私たちが健康を維持するために必要なあらゆるものを豊富に与えてくれます。」と語っているように、自然とのつながりはクナイプブランド創設以来、DNAの一部となっています。


持続可能性とは、クナイプにとって新しいトピックではなく、セバスチャン・クナイプ神父時代のホリスティック(全体論的)な考え方と関係があると私たちは考えています。環境保護、持続可能性、フェアトレードでの原料調達は、クナイプ社に根付いている会社の哲学の大事な要素です。


今後もクナイプは、自然と共生しながら品質の高い商品を皆さまにご提供してまいりたいと思います。

私たちの目標:より良くなるために

毎日ToDoリストに載っているのに、いつまでたっても終わらない…。サステイナビリティもそういったもののひとつです。 常に改善の余地があるからです。

私たちは長年にわたり、日々サステナビリティの向上に取り組んできました:原材料、生産、パッケージ、ロジスティクスなど、私たちがすでに実践しているテーマもあれば、これからまだ取り組む必要のあるテーマも数多くあります。

クナイプは、世界最大の持続可能性評価機関であるEcoVadis(エコバディス)社による2022年調査で、対象企業の1%のみが認定される最高ランクである「プラチナ」評価を獲得いたしました。

クナイプの取り組みは、4つのすべての分野で「先進的」と高い評価を受け、特に「環境」「倫理」の両分野では100点満点中80点を獲得し高い評価を受けました。「プラチナ」は、エコバディス社が評価した企業の上位1%、コスメ・パーソナルケア業界の企業の上位2%に入るものです。


EcoVadisとは:

企業のサステナビリティ活動に関する国際的な評価機関であるEcoVadis(エコバディス)社<本社:フランス>は、ISO26000などのサステナビリティに関する国際基準に基づき、世界175ヵ国以上で持続可能性を独自の審査と分析によって調査、評価している世界最大の機関であり、「環境」「労働と人権」「倫理」「持続可能な資材調達」の4分野で21の指標の評価を行っています。

6度目のグリーンブランド受賞
クナイプは6度目のグリーンブランドを受賞した数少ないブランドです。5つ目の星は、5回目の再審査に合格したことを表します。

10年以上にわたる取り組みが認められ、クナイプは2012年以来「グリーンブランド」に6回選ばれています。


グリーンブランドとは:

環境に配慮した方法で製品を生産し、天然資源の保護に取り組むなど、自然保護とサステナビリティに高い取り組みを行っているブランドが選ばれます。


エコバディス社のプラチナ評価やグリーンブランドのような賞は、私たちにとって確認であると同時に義務でもあります。なぜなら、持続可能性に関して立ち止まるという選択肢はないからです。

対策と目標:サステナビリティ

クナイプは、自然の力と植物オイルやエキスの効果を製品に生かす企業として、特別な責任を負っています。

私たちは、2010年以来、原材料の購入から生産、包装、ロジスティクスに至るまで、サステナビリティに関する具体的な目標を立て、取り組んできました。クナイプの全ての製品が、厳しいサステナビリティ指標に基づき開発されています。

また、環境と生物多様性を保護するために、世界中のプロジェクトに携わっています。

クナイプのお約束

クナイプの約束

私たちの全製品には、私たちにとって特に重要なトピックを記載した欄があります。


これらのトピックがなぜ私たちの関心を集めているのか、そしてそれが私たちや私たちの製品にとってどのような意味を持つのか、ここで簡単にまとめてみたいと思います。

アルニカはクナイプの中で特別な役割を持ちます

私たちは、製品の原料をきわめて慎重に、また目的意識をもって選んでいます。資源保護、最適な適合性、実証された効能といった観点から、その使用を正当化できるものであれば、天然成分を使用しています。例えば、防腐剤は避け、植物由来の乳化剤のみを使用しています。また、天然植物オイルまたは植物性脂肪酸を起源とするオイルを使用しています。


私たちは、さまざまな天然エッセンシャルオイルを製品に使用しています。エッセンシャルオイルは植物の香りを伝えるものであり、当社の製品開発において特別な役割を果たしています。個々のケースでは、例えば種の保護など生態学的な理由から天然物の使用が正当化されない場合など、自然と同じ香りの香油も使用します。


私たちにとって重要な植物については、以下のページをご覧ください。

サステナビリティ:植物油を使用した化粧品

私たちは、製品に植物オイルを使用しています。植物オイルには脂質が含まれており、肌自身の脂質と類似しているため、肌バリアに最適に利用されます。これは、肌自身の再生プロセスに好影響を与えるもので、「肌が自助努力を助ける」というモットーに従ったものです。


このため、植物オイルはパラフィン、シリコン、鉱物油(ミネラルオイル)に対して明確な優位性を持っています。これらの石油系オイルは、肌のバリアに溶け込まず、表面的にコーティングして肌をなめらかに見せます。ただし、効果は長続きしないので、こまめに塗り直す必要があるのです。私たちは、このような理由から、持続可能な栄養を持つ植物オイルを優先して使用しています。パラフィン、シリコン、鉱物油(ミネラルオイル)は使用しません。

女性が肩を掴んでいる

私たちは品質をお約束します。そのため、製品の適合性を含め、品質保証のテーマに高い優先度をもって取り組んでいます。各製品の発売前には、皮膚科学的管理のもと、さまざまな試験を実施しています。そのために、大学や皮膚科クリニック、研究機関の独立した経験豊かな科学者と協力しています。


異なる測定方法と研究デザインの組み合わせは、私たちにとって非常に重要な事項であり、法律上求められていることをはるかに超えています。全製品の基準として、パッチテストと観察研究を行っています。


パッチテストは、アレルギー反応や刺激性反応を調べるための誘発試験です。当社製品を規定量(バス・シャワー製品は適宜希釈)テストパッチに乗せ、ボランティアの背中上部に2日間貼り付けます。48時間、72時間、96時間後に試験反応を読み取ります。


観察研究では、任意の被験者が一定期間(少なくとも 4 週間)、日常的な条件下で製品を使用し(ホームユーステスト)、テスト期間終了後にアンケートに答えていただきます。さらに、皮膚科医が製品の適合性に関する専門的なレポートを作成します。そのレポートには、被験者の主観的評価(皮膚感覚、副作用、製品の評価など)に加え、皮膚科医による客観的評価(刺激性反応やアレルギー反応の除外など)も含まれています。

サステナビリティに対する地域のコミットメント:メドウ果樹園

私たちは動物実験に反対です。動物実験は私たちの哲学に反するものであり、幸いにもEUでは化粧品の動物実験が禁止されています。


加えて、私たちは動物や生物多様性全般にコミットしています。これには、経験豊かなパートナーとともに取り組んでいるさまざまなプロジェクトも含まれます。身近な例としては、ミツバチホテルのある草地果樹園があります。少し離れたタンザニアでは、私たちはWWFの3年間にわたるプロジェクトを完了し、沿岸の熱帯雨林とその動植物を保護することができました。


2010年からは、水力発電による電力に切り替えています。2012年からは、職場に人がいなくなると自動的に消灯する「在室照明制御システム」を導入しています。また、パッケージングプロジェクトにより、100mlのガラス瓶については9g軽量化されました。約600万本で、年間約35トンのCO₂ 削減に相当します。


これらは、サステナビリティをテーマとした一連の施策の中から、ほんの初期の例に過ぎません。最新の施策やプロジェクトについては、こちらでご確認ください。

創造主は、私たちにすべての素晴らしい植物や理性を与えたわけではない

白黒写真のセバスチャン・クナイプ
Sebastian Kneipp

ベスト・オブ・サイエンス - ベスト・オブ・ネイチャー

当社の製品には、「Nature’s Expert since 1891」のアイコンが付いています。製品の有効性と自然との親和性という、企業理念の重要な2つの核心を要約しています。クナイプ®Nature's Expertの枠組みでは、自然と科学が一体となり、セバスチャン・クナイプの伝統が完全に受け継がれています。

A woman pours vegetable oil over bath salts in the laboratory

そのため、クナイプの製品開発では、植物由来の有効成分を優先的に使用しています。クナイプでは、最適な適合性、実証された有効性、資源保護も重視しています。場合によっては、これが他の効果的で適合性があり、皮膚科学的に有用な物質を使用する理由となります:例えば、尿素で保湿したり、パンテノールで肌を落ち着かせたりすることです。


そのため、自然化粧品として認定されているのは一部の製品だけです。しかしそれにもかかわらず、私たちは製品ポートフォリオ全体について、適用される法的要件を上回る厳格な品質、安全性、持続可能性のガイドラインを自らに課しています。クナイプは「ベスト・オブ・サイエンスーベスト・オフ・ネイチャー」という理念のもとに活動しています。そのため、クナイプの研究開発部門の専門家たちは、自然と科学を融合させ、最高の効能、忍容性、品質を備えた、可能な限り自然に近い持続可能な製品を生み出すことに責任を負っているのです。

こちらもご覧ください:

青緑色の湯船に浸かる脚を俯瞰した図。

原材料から生産まで:

商品パッケージの絵が描かれたポスターの裏から覗き込む女性。

パッケージの持続可能性:

"Think Green "のプリントを紙袋に施しています。

私たちの目標:リサイクルされたパッケージ